酒風呂
June 09, 2003
一昨日、父親と朝まで飲みまして、
初めてひいひい爺ちゃんの話を聞きました。
ひいひい爺ちゃんは、マムシを焼酎につけるのが好きでした。
※ちなみにマムシ焼酎をつくるには、
10日間ほどマムシを水につけて、
胃袋の食べ物や糞を全部出させて綺麗にして
それから焼酎につけるんだそうです。
で、焼酎にマムシをつけて10日ほど経ったある日、
もうマムシも死んだだろう、飲んでみるかとフタを開けると、
カプリッ!
マムシは元気に生きていたらしく、手を噛まれてしまいました。
時代が時代ですから、ひいひい爺ちゃんは
カボチャの花をつけとけば治ると思っていたらしく、
病院にも行かず、そんな迷信を実行したらしいんですが、
しばらくして調子がおかしくなってきたので病院に行ってみると
「手遅れです」と言われたらしいんです。
で、死が決定してしまったひいひい爺ちゃんは
「どうせ死ぬなら酒風呂沸かせい!」と家族に頼み、
家族もあわてて大量の焼酎樽を購入してきて風呂にぶち込み
きっとアルコール臭プンプンの酒風呂に入り、
ひいひい爺ちゃんは焼酎の中で死んだそうです。
風呂に日本酒やワイン等を混ぜる話は普通に聞きますが、
100%の酒風呂に入るやつなんて本当にいたんですねえ。
しかも身内に(笑)。
マムシを焼酎につけるはずが、自分が焼酎につかって、
ミイラとりがミイラになるごとく、ことわざにでもしたい話でした。
June 9, 2003 01:48 PM